2024年確定版(令和6年度)の3つのトピック
- 制度総額631.4億円・8,464社が活用(前年度比+34%増) ── 内閣府公表で過去最大規模、CSR選択肢として標準化フェーズに突入
- 横浜41億・大阪40億・輪島17億がトップ3 ── 都市型「人口減対策」と被災復興型が同居、本社所在地・取引先地・縁故地のいずれでも刺さる事業が見つかる
- 能登半島地震の被災5市町が同時ランクイン(輪島・能登・珠洲・七尾・穴水)── 災害復興CSRの稟議書テンプレが組みやすい年度
※ 当サイトが集計した約1,500自治体の自治体別合算は約607億円。内閣府公表の政策分野別総額(631.4億円)との約24億円差は集計範囲の違いによる(後述注記参照)。
令和6年度 寄附額ランキングとは
企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)では、自治体が地域再生計画を策定し、内閣府の認定を受けた事業に対して企業が寄附を行います。「R6寄附額」は、令和6年度に各自治体が実際に受け入れた寄附の総額です。
事業費(予算規模)ではなく実際の寄附額でランキングすることで、企業から支持されている自治体や事業が見えてきます。
以下のランキングは、内閣府が公表した「企業版ふるさと納税 令和6年度寄附実績一覧」のデータをもとに作成しました。同一自治体で複数の認定計画がある場合は合算しています。
寄附額ランキング TOP50
| 順位 | 都道府県 | 自治体名 | 地域再生計画名 | 寄附額 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 神奈川県 | 横浜市 | 第2期横浜市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約41.0億円 |
| 2 | 大阪府 | 大阪府 | 大阪府まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約39.9億円 |
| 3 | 石川県 | 輪島市 | 輪島市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約16.9億円 |
| 4 | 滋賀県 | 大津市 | 大津市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進計画 | 約16.6億円 |
| 5 | 栃木県 | 栃木県 | 元気なとちぎの未来創造プロジェクト | 約16.6億円 |
| 6 | 広島県 | 呉市 | 第2期呉市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約15.6億円 |
| 7 | 島根県 | 松江市 | 第2期松江市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約15.5億円 |
| 8 | 兵庫県 | 三木市 | 三木市まち・ひと・しごと創生推進事業 | 約10.4億円 |
| 9 | 兵庫県 | 兵庫県 | 兵庫県まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約10.1億円 |
| 10 | 広島県 | 広島県 | 安心・誇り・挑戦ひろしまビジョン推進計画 | 約10.0億円 |
| 11 | 石川県 | 石川県 | 石川県成長戦略推進計画 | 約9.3億円 |
| 12 | 京都府 | 京都府 | 京都府まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約7.3億円 |
| 13 | 北海道 | 伊達市 | 伊達市企業版ふるさと納税推進計画 | 約6.9億円 |
| 14 | 滋賀県 | 滋賀県 | 人口減少を見据えた未来へと幸せが続く滋賀計画 他 | 約5.8億円 |
| 15 | 石川県 | 珠洲市 | 珠洲市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約5.4億円 |
| 16 | 群馬県 | 前橋市 | 前橋市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約4.9億円 |
| 17 | 兵庫県 | 神戸市 | 第2期神戸まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約4.4億円 |
| 18 | 徳島県 | 神山町 | 神山町まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約4.4億円 |
| 19 | 富山県 | 南砺市 | 南砺市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約4.3億円 |
| 20 | 石川県 | 能登町 | 第2期能登町創生総合戦略推進計画 | 約4.2億円 |
| 21 | 神奈川県 | 神奈川県 | 第2期神奈川県まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約3.8億円 |
| 22 | 鹿児島県 | 鹿児島県 | 第2期鹿児島県まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約3.5億円 |
| 23 | 北海道 | 東川町 | 東川町まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約3.4億円 |
| 24 | 京都府 | 京都市 | 企業版ふるさと納税を活用した京都市SDGs未来都市推進計画 | 約3.2億円 |
| 25 | 愛媛県 | 今治市 | 今治市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約3.2億円 |
| 26 | 大分県 | 大分県 | 第2期まち・ひと・しごと創生大分県総合戦略推進計画 | 約3.0億円 |
| 27 | 愛媛県 | 宇和島市 | 宇和島市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約3.0億円 |
| 28 | 石川県 | 七尾市 | 七尾市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約3.0億円 |
| 29 | 長野県 | 富士見町 | 富士見町まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約3.0億円 |
| 30 | 大阪府 | 泉佐野市 | 泉佐野市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.9億円 |
| 31 | 茨城県 | 境町 | 河岸の街さかい創生推進プロジェクト | 約2.8億円 |
| 32 | 福岡県 | 太宰府市 | 太宰府市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.7億円 |
| 33 | 秋田県 | 潟上市 | 潟上市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.7億円 |
| 34 | 北海道 | 大樹町 | 大樹発!航空宇宙関連産業集積による地域創生推進計画 他 | 約2.6億円 |
| 35 | 静岡県 | 裾野市 | 裾野市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.6億円 |
| 36 | 三重県 | 三重県 | みえ元気プラン推進計画 | 約2.6億円 |
| 37 | 鹿児島県 | 鹿児島市 | 第2期鹿児島市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進プロジェクト | 約2.6億円 |
| 38 | 広島県 | 東広島市 | 東広島市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.5億円 |
| 39 | 愛媛県 | 愛媛県 | 愛媛県デジタル田園都市構想推進計画 | 約2.5億円 |
| 40 | 富山県 | 富山県 | 第2期とやま未来創生戦略推進計画 | 約2.5億円 |
| 41 | 熊本県 | 熊本県 | 熊本県まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.5億円 |
| 42 | 愛知県 | 愛知県 | 愛知県まち・ひと・しごと創生(2023-2027)推進計画 | 約2.4億円 |
| 43 | 岩手県 | 一関市 | 第2期一関市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.4億円 |
| 44 | 石川県 | 穴水町 | 第2期穴水町まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.3億円 |
| 45 | 三重県 | 多気町 | 多気町まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.3億円 |
| 46 | 静岡県 | 静岡市 | 第2期静岡市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.3億円 |
| 47 | 北海道 | 釧路市 | 釧路市まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.3億円 |
| 48 | 宮崎県 | 宮崎県 | 宮崎県まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.3億円 |
| 49 | 茨城県 | 茨城県 | 茨城県まち・ひと・しごと創生推進計画(第2期) | 約2.2億円 |
| 50 | 佐賀県 | 佐賀県 | 第2期佐賀県まち・ひと・しごと創生推進計画 | 約2.2億円 |
ランキングの注目ポイント
1位:神奈川県横浜市(約41億円)
1位の横浜市は約41億円と突出した寄附額です。日本最大の政令指定都市として、企業との連携事業の規模が大きく、地元企業だけでなく全国から寄附を集めています。
能登半島地震の被災地に集まる支援
2024年1月に発生した能登半島地震の影響で、石川県の被災自治体が多数ランクインしています。輪島市(3位・約16.9億円)、石川県(11位・約9.3億円)、珠洲市(15位・約5.4億円)、能登町(20位・約4.2億円)、七尾市(28位・約3.0億円)、穴水町(44位・約2.3億円)と6自治体がTOP50に入りました。企業版ふるさと納税が災害復興の重要な財源になっていることがわかります。
都道府県(広域自治体)も上位に
大阪府(2位)、栃木県(5位)、兵庫県(9位)、広島県(10位)、石川県(11位)、京都府(12位)など、都道府県レベルの広域自治体がTOP50に多数含まれています。県全体の事業に対する寄附も活発です。
小さな町村でも大きな寄附額
人口の少ない町村でも大きな寄附を集めている例があります。徳島県神山町(18位・約4.4億円)はサテライトオフィスの先進地として知られ、IT企業からの寄附が集まっています。北海道東川町(23位・約3.4億円)、長野県富士見町(29位・約3.0億円)、茨城県境町(31位・約2.8億円)なども特徴的な取り組みで企業の支持を得ています。
北海道大樹町:宇宙のまち
北海道大樹町(34位・約2.6億円)は「航空宇宙関連産業集積による地域創生推進計画」を持ち、ロケット射場の整備など宇宙産業の集積で注目されています。明確なテーマを持った計画は企業からの寄附を集めやすい傾向があります。
令和6年度の全体傾向
内閣府が公表した「企業版ふるさと納税 令和6年度寄附実績一覧」(自治体別データ)から当サイトが抽出・集計した約1,500自治体のR6寄附額の合計は約607億円でした。制度が浸透するにつれて寄附総額は年々増加しており、令和9年度(2028年3月末)の制度期限まで活用の拡大が期待されます。
📌 「607億円」と「631.4億円」の違い(数値の集計範囲)
内閣府は令和6年度の企業版ふるさと納税について、2系統の公表値を出しています。
- 政策分野別総額:631.4億円(しごと創生376.4 + まちづくり113.7 + 地方への人の流れ101.1 + 働き方改革40.2)── 制度全体の総額。活用実績ガイド・制度概要で引用しているのはこちら
- 自治体別寄附実績一覧の合算:約607億円(当サイト集計) ── 自治体別ランキングの母集団。一部の小額寄附や複数自治体への按分等で総額に対し約24億円の差が生じます
本記事の「ランキング」は自治体別実績一覧をソースとしているため、合計値は約607億円を採用しています。制度全体の規模感を語る場合は内閣府公表の631.4億円を引用してください。
当サイトでは、全自治体の認定事業を網羅して掲載しています。寄附先をお探しの企業の方は、事業一覧から検索いただけます。
【令和7年度(2025年度)の動向】前年比較で見るトレンド
令和7年度(2025年4月〜2026年3月)の最終集計は2026年夏以降に内閣府から公表される見込みです。現時点で把握できる傾向として、以下が挙げられます。
- 制度期限の接近による駆け込み需要:企業版ふるさと納税の現行制度は令和9年度(2028年3月末)が期限。残り2〜3年となり、初めて活用する企業が増加傾向にある
- 能登半島被災地への継続支援:R6年度に急増した能登地域への寄附が令和7年度も続いているとみられ、復興フェーズで「ハード整備→ソフト施策」へ事業内容が移行している
- 都市部自治体の取り組み強化:横浜市・大阪府・神戸市など、人口の多い都市型自治体が独自のプラットフォームを整備し、企業のマッチングを積極化している
- テーマ特化型事業のブランド化:神山町(DX・IT)、大樹町(宇宙)、境町(モビリティ)など、明確なテーマで全国ブランドを確立した小規模自治体は引き続き高い寄附額を維持
令和7年度の確定データが公表次第、本ページを更新します。
ランキングの正しい読み方:CSR担当者が押さえる3つの視点
「企業版ふるさと納税 ランキング」を検索したCSR担当者の多くが陥りがちな誤解が「上位の自治体に寄附すれば間違いない」という発想です。寄附額ランキングを活用するには、以下の3つの視点が欠かせません。
| 視点 | ランキングが見せていること | 見せていないこと(落とし穴) |
|---|---|---|
| ① 寄附額の意味 | 企業から集まった支持の総量。窓口の整備度・事業の認知度を反映 | 自社のCSRテーマとの合致度は一切含まれない。1位が自社に最適とは限らない |
| ② 順位変動の背景 | 被災地急増・制度期限への駆け込みなど社会的事情が数字に出る | 「今年だけ高い」可能性あり。能登被災地は復興完了で今後の寄附は減少傾向へ |
| ③ ショートリストとして使う | 窓口が整備されている自治体、対応フローが確立している自治体を素早く絞り込める | TOP50以外の約1,450自治体に、自社CSRにぴったりの事業が眠っている場合が多い |
ランキングは「はじめの絞り込み」に使い、最終判断は自社のCSR方針と地域再生計画の内容で行うのが実務上の正解です。
localgovs.net 独自集計:TOP50データ分析
内閣府公表の「令和6年度寄附実績一覧」を当サイトが集計・分析した結果を公開します。
寄附額の分布:TOP50が全国の半分以上を占める
| 対象 | 自治体数 | 合計寄附額 | 1自治体あたり平均 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| TOP10 | 10 | 約192.6億円 | 約19.3億円 | 全国の約32%。大都市・被災地が中心 |
| 11位〜50位 | 40 | 約138.0億円 | 約3.5億円 | テーマ特化型の小規模自治体が多数 |
| 51位以下 | 約1,450 | 約276億円 | 約1,900万円 | 地域密着型・まだ認知度が低い自治体 |
| 全国合計 | 約1,500 | 約607億円 | 約4,000万円 | 制度開始以来最大規模(令和6年度) |
※ 上記は内閣府「企業版ふるさと納税 令和6年度寄附実績一覧」(自治体別データ)をlocalgovs.netが集計・分析したものです。同一自治体の複数計画は合算。全国合計の約607億円は自治体別実績一覧の合算値で、内閣府公表の政策分野別総額631.4億円とは集計範囲の差により約24億円の差があります。
被災地への集中:TOP50の12%が能登半島関連
TOP50のうち6自治体が石川県の能登半島被災地(輪島市・珠洲市・能登町・七尾市・穴水町・石川県)で、合計寄附額は約51億円(TOP50全体の約15%)を占めます。企業版ふるさと納税が災害復興の主要財源となっていることを示す顕著なデータです。
事業テーマ別傾向:なぜその自治体が選ばれているか
TOP50の自治体を「地域再生計画の事業テーマ」で分類すると、寄附を集める5つのパターンが浮かび上がります。自社の業種・CSRテーマと照らし合わせることで、有望な寄附先が見つかります。
| テーマ分類 | TOP50内の代表例 | 選ばれる理由 | 親和性が高い業種 |
|---|---|---|---|
| ① 災害復興型 | 輪島市・珠洲市・能登町・七尾市・穴水町・石川県 | 緊急性・社会的インパクトの大きさ。ESGレポートでの訴求力が高い | 全業種(特にBCP/防災をCSR重点とする業種) |
| ② デジタル・イノベーション型 | 神山町(IT・DX教育)・大樹町(宇宙産業)・境町(MaaS)・前橋市(スマートシティ) | 自社のDX/技術ブランドとの整合性。エンジニア社員が関心を持ちやすい事業内容 | IT・通信・半導体・航空宇宙・自動車(自動運転) |
| ③ 都市型大規模プログラム | 横浜市・大阪府・神奈川県・神戸市・京都府・鹿児島市 | 窓口が整備されており初めての企業でも手続きが容易。本社所在都市圏との縁故あり | 金融・保険・小売・総合商社・サービス業(全国展開企業) |
| ④ 自然・移住・農林型 | 東川町(農業・移住推進)・富士見町(テレワーク誘致)・南砺市・伊達市 | SDGs目標15(陸の豊かさ)・生物多様性との親和性。二地域居住促進で従業員への還元も可能 | 食品・農業・アウトドア・住宅・通信(テレワーク推進企業) |
| ⑤ 産業集積・ものづくり型 | 呉市(造船・防衛)・今治市(造船・海運)・裾野市(自動車)・一関市(製造業) | OB社員のいる地域・取引先との地縁。サプライチェーン上流への貢献として稟議通りやすい | 製造業・重工業・化学・電力・輸送機器 |
業種別の実務ヒント:稟議を通りやすくする組み合わせ例
- IT・SaaS企業:神山町(DX人材育成)+ 前橋市(スマートシティ)→「自社のデジタル社会貢献」として訴求
- 製造業・重工業:呉市・今治市・裾野市 → 「産業インフラ・サプライチェーン地域への還元」として訴求
- 金融・保険・総合商社:横浜市・大阪府・神戸市 → 「主要事業地域の地方創生支援」として訴求
- 食品・農業・流通:東川町・富士見町・南砺市 → 「農業・食文化の持続可能性への貢献」として訴求
業種ごとの寄附パターン(同業他社が実際にどの自治体に・何のために寄附したか)は、業種別事例集(IT/製造/建設/金融/流通など8業種28事例)で固有名詞ベースに整理しています。稟議資料のベンチマーク用にどうぞ。
寄附先を評価する5つの軸:ランキングだけで選ばないために
寄附額ランキングは「企業から支持されている自治体」を示す指標ですが、CSR担当者が自社の寄附先を選ぶ際は「自社の事業領域・CSR方針との整合性」を優先すべきです。以下の5軸で評価することを推奨します。
| 評価軸 | チェックポイント | 活用できるランキング上位例 |
|---|---|---|
| ① CSRテーマ合致度 | 自社のCSR重点領域(環境・教育・防災・地域産業等)と地域再生計画の内容が一致するか | 環境→広島県(RE100推進)、教育→神山町(IT教育) |
| ② 事業の具体性 | 計画に具体的なKPI・アウトカム指標があるか。「まち・ひと・しごと創生推進計画」のような包括的名称より、テーマ特化型が透明性高い | 大樹町(航空宇宙)、境町(MaaS) |
| ③ 担当者との対話可能性 | 自治体の企業版ふるさと納税担当窓口が機能しているか。寄附額が多い自治体ほど対応フローが整備されている傾向あり | 横浜市・大阪府・神戸市など大規模自治体 |
| ④ 継続性・発展性 | 1回限りの支援で終わらず、継続的な関係構築(人材交流・拠点設置等)へ発展できる事業か | 東川町(移住・二地域居住推進)、富士見町(テレワーク誘致) |
| ⑤ 税効果の最大化 | 寄附額の設定(最低10万円)と自社の法人税額の関係を事前に確認。税制上の控除は最大約9割だが、上限規定あり | 税効果の詳細計算方法(シミュレーター) / 控除上限の解説 |
稟議で使えるキラーフレーズ3本
- 「令和6年度の企業版ふるさと納税は内閣府公表で総額631.4億円・8,464社が活用(前年度比34%増)。当サイト集計の自治体別ランキングでも約1,500自治体・約607億円が確認でき、CSR先進企業の参加が標準化されている」
- 「上位50自治体のうち6自治体が石川県(輪島市・石川県・珠洲市・能登町・七尾市・穴水町=被災地)。ランキングを見るだけで能登復興への企業の集合的意思が可視化される」
- 「寄附額1億円以上の自治体は全国で30以上。自社の事業領域に合致する自治体は必ず存在する規模に成長している」
寄附額ランキングと「大臣表彰」の関係
寄附額ランキングの上位自治体が、必ずしも内閣府の「大臣表彰」を受けているわけではありません。大臣表彰は「寄附額」より「事業の創意工夫・成果・民間との連携の質」で評価されます。
例えば徳島県神山町(18位・約4.4億円)や北海道大樹町(34位・約2.6億円)は中位圏ながら先進的な事例として全国で注目されています。
大臣表彰受賞事例を含む業種別の活用事例ハブでは、寄附額だけでは見えない「質の高い取り組み」を紹介しています。
CSR担当者の次のステップ
ランキングで寄附先の規模感をつかんだら、次は「自社のCSR方針に合う事業」を絞り込みましょう。
- 認定事業一覧から分野別に探す — 気候変動・防災・教育など分野フィルターで検索できます
- 他社の寄附パターン事例集(IT・製造・建設・金融・流通など8業種) — 先行企業がどんな事業に寄附したかを参考に
- 手続きの完全ガイド — 寄附先が決まったら申請フローを確認
- 企業版ふるさと納税とは何か(基礎知識) — 制度の仕組みを改めて確認
- 地方創生応援税制の制度全体マップ — 関係者5者・年間スケジュール・根拠法4本を俯瞰する
- 業種別の事例:IT / 製造業 — ランキング上位企業の業種別パターン
- 大臣表彰受賞事例 — ランキング外でも「質」で評価されている自治体を探す
- よくある質問:便益供与の禁止ルール — 寄附前に必ず確認すべきNGライン
- 令和6年度 +49%急増の構造分析 — このランキングが生まれた背景(件数+8.5%×単価+37%、能登+万博で増加分の28%)を読み解く
本記事のデータは内閣府公表の「企業版ふるさと納税 令和6年度寄附実績一覧」のR6寄附額をもとに作成しています。同一自治体で複数の認定計画がある場合は寄附額を合算しています。令和7年度データは公表次第更新予定。