【全件掲載】企業版ふるさと納税 事業一覧

東京都の企業版ふるさと納税 寄附実績

6.8億円
累計受入総額
14
受入自治体数
157
寄附企業数
8
受入実績年数

⚠️ 東京本社の企業が最初に読むべき2つの除外ルール

東京都内に本社(主たる事務所)を置く企業は、企業版ふるさと納税の制度上で2段階の除外ルールに直面します。寄附先選定の前に必ず確認してください。

① 本社所在地ルール(地方再生法第10条 / 内閣府Q&A)

企業は本社(主たる事務所又は事業所)の所在する地方公共団体への寄附について、企業版ふるさと納税の税額控除を適用できません。例えば千代田区に本社を置く企業は千代田区への寄附は対象外。同様に東京都本体への寄附も、東京都内に本社を置く全企業が対象外となります(都道府県レベルでの除外)。これは法人住民税・法人事業税の税源シフトを防ぐための制度設計上のルールです。

② 不交付団体ルール(内閣府 地方創生応援税制 Q&A)

地方交付税の不交付団体(財政力指数が高く国からの交付税を受けていない自治体)は、企業版ふるさと納税の寄附先になれません。東京都本体に加え、令和6年度時点で千代田区・港区・渋谷区・中央区・新宿区・台東区・文京区・目黒区・品川区・武蔵野市・三鷹市など東京都内の主要オフィス街・住宅地の多くがこのルールにより寄附先から除外されています。三井物産・三菱商事・伊藤忠など大手商社が本社を置く都心エリアは、本社所在地ルール以前にそもそも寄附を受け付けていません。

※ 出典: 内閣府「企業版ふるさと納税Q&A」/総務省「令和6年度地方交付税の交付・不交付状況」

東京本社の企業が活用できる都内寄附先 — 3つのルート

① 23区内の交付団体(足立区・葛飾区・江戸川区・荒川区・北区・板橋区など)

23区のうち地方交付税の交付を受けている区(足立・葛飾・江戸川・荒川・北・板橋・墨田・練馬・中野・杉並など)は、企業版ふるさと納税の寄附先として申請があれば活用可能です。本社が同区にない東京本社企業は、これらの区が認定する地方創生プロジェクト(子育て支援・スタートアップ支援・空き家活用・観光振興など)への寄附が選択肢になります。「都心の本社×下町・城北エリアへの還流」というストーリーは、地域格差の是正・地域経済循環というCSRの文脈で稟議化しやすい構成です。

② 多摩エリア(八王子市・町田市・調布市・小金井市・国分寺市・あきる野市など)

多摩地域の市町村は、武蔵野市・三鷹市など一部の不交付団体を除き、多くが交付団体として企業版ふるさと納税の認定事業を持ちます。八王子市は大学誘致・産学連携、町田市はスマートシティ・MaaS実証、調布市はeスポーツ・コンテンツ産業など、都心本社企業のCSRと親和性の高いテーマが揃います。多摩西部(あきる野市・檜原村・奥多摩町)は森林保全・カーボンクレジット・水源地保護で東京の水道インフラを支えるエリアであり、TCFD/SBT対応のCSRに直結します。

③ 島嶼部(大島町・八丈町・小笠原村・新島村・神津島村など)

伊豆諸島・小笠原諸島の町村は、東京都内でありながら本土との距離・人口規模・財政力の点で独自のCSRストーリーを持ちます。小笠原村は世界自然遺産(ユネスコ)の保護、大島町は活火山と共生する観光・防災、八丈町は再生可能エネルギー(地熱・風力)の実証フィールドなど。「東京都内であることを活かしつつ、世界遺産保護や離島再エネへの貢献」という1石2鳥のメッセージは、ESG報告書での独自性確保に有効です。

通常のCSR寄附枠と企業版ふるさと納税の使い分け

項目 企業版ふるさと納税 通常の指定寄附金枠(一般CSR寄附)
寄附先 国の認定を受けた地方公共団体の地方創生プロジェクトのみ 指定寄附金(公益法人・NPO・学校法人など)
税額軽減 寄附額の最大約9割(損金算入+税額控除6割) 損金算入のみ(実質負担 約7割)
本社所在地への寄附 ❌ 対象外(東京都本体・本社区市町村) ✅ 制限なし(公益団体経由で都内事業も支援可)
便益供与 ❌ 経済的利益の収受は厳禁(令和7年度改正で欠格期間2年) 原則禁止だが緩い(協賛・冠スポンサー型は別枠)
CSR報告書記載 「地方創生応援税制活用」と特定可・国の認定事業として独自性高 一般CSR寄附扱い・他社との差別化困難

※ 詳細な仕訳・税務判断は 経理担当9問FAQ(仕訳例・別表十四) を参照

東京本社CSR担当者の活用パターン3選

パターンA: 本社所在地ルール回避型 — 都心本社→都内交付団体への還流

千代田・港・渋谷・中央など都心本社の企業が、足立区・葛飾区・江戸川区など23区内の交付団体や八王子市・町田市など多摩地域への寄附を行うパターン。「東京都内で完結する地域経済循環」というストーリーで、本社所在地ルールに抵触せず、かつ取引先・社員の通勤圏との関係性も訴求できます。スタートアップ支援・子育て支援・防災まちづくりなど、本社近郊エリアのテーマを選ぶことで稟議の通りやすさが上がります。

パターンB: 縁故地域併用型 — 東京本社×創業地・工場立地地域への寄附

東京本社の企業が創業者の出身地・主力工場の立地地域・取引先の集中地域へ寄附する全国型パターン。例えば東京本社×新潟・富山の創業地への寄附、東京本社×石川県能登復興への寄附、東京本社×北海道(道産食材サプライチェーン)への寄附など。全国の寄附企業名鑑(2,000社超) を見ると、大手商社・金融・メーカーの多くがこの「東京本社×全国分散寄附」モデルを採っています。

パターンC: 災害復興×能登/東日本/南海トラフ対応型

東京本社×災害被災地への寄附は、地理的距離があるからこそ「災害支援としての一過性ではない継続的コミットメント」を訴求できる構成です。能登半島地震復興(石川県輪島市・珠洲市・能登町)、東日本大震災復興(岩手・宮城・福島)、南海トラフ事前対策(高知・徳島・和歌山)など、サプライチェーン上の重要拠点と紐づけると稟議化が容易になります。詳細は 災害復興×CSRガイド を参照。

CSR稟議で使えるキラーフレーズ(東京本社向け)

  • 「東京都内のうち本社のある区+東京都本体は寄附対象外ですが、足立区・葛飾区・江戸川区など23区内交付団体や多摩エリア(八王子・町田・調布)は寄附可能です。『東京内で完結する地域格差是正のCSR』として通常の指定寄附金枠より税額軽減が大きく(最大約9割)、稟議化しやすい構成です」
  • 「東京本社×全国分散寄附は、当社調べで2,000社超が採用する標準モデルです。創業地・工場立地・取引先集中地への寄附を1〜3件組み合わせることで、本社所在地ルールに抵触せず、かつサプライチェーン上のCSRとしてESG評価に直結する稟議資料を作成できます」
  • 「島嶼部(小笠原村の世界自然遺産保護・八丈町の地熱再エネ)への寄附は『東京都内でありながら世界遺産・再エネ』という1石2鳥の独自性を持ち、統合報告書・サステナビリティレポートで他社CSR寄附と差別化できる稀少な選択肢です」

年度別推移

受入総額の推移

0千万
17年度
0千万
18年度
0千万
19年度
2千万
20年度
0千万
21年度
3千万
22年度
5億
23年度
1億
24年度
年度 受入総額 前年比 プロジェクト数 受入自治体数 寄附企業数
平成29年度 180万円 - 1 1 5
平成30年度 470万円 +161% 1 1 18
令和元年度 470万円 +0% 3 2 11
令和2年度 1605万円 +241% 3 3 13
令和3年度 240万円 -85% 3 3 6
令和4年度 3025万円 +1160% 6 5 17
令和5年度 4.9億円 +1518% 12 10 61
令和6年度 1.4億円 -72% 16 14 79

自治体別 受入額ランキング

順位 自治体 受入総額 プロジェクト数
1 東京都清瀬市 3.9億円 2
2 東京都八王子市 7878万円 3
3 東京都青梅市 3819万円 10
4 東京都東村山市 3354万円 2
5 東京都町田市 3137万円 9
6 東京都稲城市 2795万円 3
7 東京都檜原村 2760万円 3
8 東京都東大和市 2504万円 2
9 東京都あきる野市 771万円 2
10 東京都武蔵村山市 625万円 1
11 東京都羽村市 610万円 2
12 東京都大島町 457万円 1
13 東京都西東京市 260万円 4
14 東京都日の出町 110万円 1

東京都に寄附した企業一覧(上位50社)

全157社のうち上位50社を表示。全件は CSV でダウンロードできます。

📥 全件をCSVダウンロード
順位 企業名 寄附プロジェクト数
1 西武信用金庫 10
2 トヨタモビリティ東京(株) 9
3 ⻄武信用金庫 8
4 多摩川開発(株) 8
5 (株)アサイン 7
6 住友金属鉱山(株) 7
7 (株)ダイエー 6
8 タレントスクエア(株) 5
9 第一生命保険(株) 5
10 日本生命保険相互会社 5
11 (株)ギオン 4
12 日産緑化(株) 4
13 (株)ジャパン・サイクル・インフィニティ 4
14 (株)クリーン工房 3
15 (株)三興土地開発 3
16 弁護士法人岡野法律事務所 3
17 税理士法人センチュリーパートナーズ 3
18 (株)きらぼし銀行 3
19 (株)サウスエージェンシー 3
20 富士建物管理(株) 3
21 野村不動産ライフ&スポーツ(株) 3
22 (株)報知新聞社 3
23 日本トーター(株) 3
24 ダイドードリンコ(株) 2
25 (株)エムエスピー 2
26 東京税理士協同組合 2
27 (株)バディ企画研究所 2
28 あいおいニッセイ同和損害保険(株) 2
29 (株)Liam 2
30 (株)Meフードシステム 2
31 (株)ビートレーディング 2
32 S&Eパートナーズ(株) 2
33 (株)ハクユーサービス 2
34 (株)テクニカルエイト 2
35 (株)伊藤園 2
36 (株)ホソヤエンタープライズ 2
37 (株)アースダンボール 2
38 住友林業緑化(株) 2
39 (株)キャリアコンサルティング 2
40 東京写真工芸(株) 2
41 (株)ストライク 2
42 (株)シンクロ 2
43 アルバ(株) 2
44 (株)柾木上川 2
45 (株)ウェブブランディング 2
46 (株)豊栄 1
47 戸田建設(株) 1
48 雲雀園芸(株) 1
49 東京食品販売(株) 1
50 宝印刷(株) 1

関連ページ

※ 出典: 内閣府「企業版ふるさと納税 寄附実績一覧」(平成28年度〜令和6年度)