第2期佐久穂町まち・ひと・しごと創生推進計画
事業の詳細
1. この事業の背景(地域の現状・課題を数値と共に整理)
佐久穂町では戦後から人口減少が続いており、2010年の総人口は12,069人、2023年は9,800人となっています。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2050年に5,690人、2070年に3,266人と更なる減少が見込まれており、人口減少の速度は加速しています(例:2050年推計は2015年推計の6,024人から2020年推計で5,690人へ300人以上減少、2070年も同様に大幅な下方修正あり)。
年齢別では年少人口(0〜14歳)は2010年の1,450人をピークに減少し、2023年は1,014人となっています。生産年齢人口(15〜64歳)は2010年の6,772人をピークに減少し、2023年は4,783人です。高齢化率は2010年の31.9%から2023年には40.7%へと8.8ポイント上昇しており、少子高齢化が進行しています。
自然動態では出生数が2010年の89人をピークに減少し、2023年は42人となっています。一方で死亡数は2010年以降おおむね170〜180人台で推移しており、2023年の自然増減は▲133人です。社会動態(転入・転出)では、2015〜2019年の平均が▲62人、2020〜2023年の平均は▲43人と社会減は緩和傾向にあるものの、特に10代後半〜20代前半で大きな転出超過が続き、2023年の社会増減は▲57人です。
これらを踏まえ、人口減少の主因は出生数の減少(自然減)と若年層の転出(社会減)であり、コロナ後の出生数の落ち込みも影響しています。一方で、公立小学校の入学者数がその年の出生数を上回っていることから、未就学児のいる子育て世代に選ばれる傾向も見られます。計画では人口減少の「抑制策」と、減少が進んでも暮らしの質を保つ「緩和策」の二段構えで対応することを掲げています。
2. 具体的な施策(取組内容)
第2期まち・ひと・しごと創生推進事業は、基本目標(誰もが安心して暮らせる、安心豊かな子育て、つながりの維持、現役世代の支援、農村システム見直し、行財政転換、負の連鎖緩和、脱炭素)に対応する複数の施策群で構成されています。主な取組内容は以下のとおりです。
- ア 誰もが年齢を重ねても安心して暮らせる事業: 医療・介護・福祉体制の確保、介護予防と見守り機能の強化、ドライバー不足対策、店舗撤退の抑制と撤退後の補完などを実施します。具体的には医師・看護師等の確保、医師不足時の対応体制整備、健康づくり・介護予防、公共交通維持・新技術活用、町内店舗の立地維持等を行います。
- イ 安心豊かな子育てができる事業: 保育士の定着・確保、保護者の育児負担軽減とメンタルケア充実、教育・体験機会の確保等を推進します。
- ウ 関係希薄化の中でもつながりを維持する事業: 町内外のつながりづくり、孤立防止の仕組み、文化施設や伝統行事の支援等を実施します。
- エ 現役世代が健やかに暮らす事業: 公的福祉サービス拡充、現役世代の活力維持支援、防災意識向上や消防団員確保などを進めます。
- オ 農村システムを見直す事業: 山林管理担い手づくり、農業担い手の確保・集約化、省力化支援、集落活動の維持、特産品振興等を行います。
- カ 人口減少に対応した行財政に転換する事業: 歳出抑制・歳入確保、公共施設再編や維持管理コスト低減、必要な職員確保と業務効率化等を実施します。
- キ 人口減少の負の連鎖を緩やかにする事業: 健康寿命延伸、少子化対策、移住・定住促進、空き家の流動化・利活用促進等を進めます。
- ク 地域の脱炭素を地域のリソースで実現する事業: 建物の断熱改修等の省エネ、再生可能エネルギー導入、EV普及、森林整備推進等を行います。
3. 数値目標・KPI(この事業に関連する指標)
以下は本事業でモニタリングする主要KPIと、計画開始時点の現状値および2029年度の目標値です。
| KPI | 現状値(計画開始時点) | 目標値(2029年度) |
|---|---|---|
| 医師数(千曲病院) | 19人 | 19人 |
| 看護師数(千曲病院) | 74人 | 74人 |
| 介護職員数(千曲病院) | 14人 | 14人 |
| 常勤職員1人あたり平均労働時間(千曲病院) | 1,868時間 | 1,868時間 |
| 有休取得率(千曲病院) | 28.1% | 30.0% |
| げんでる号の利用者数 | 18,682人 | 19,000人 |
| げんでる号の便数(路線数×便数) | 56便 | 56便 |
| 地元滞留率(全品目平均) | 18.5% | 15.0% |
| 町内事業所数(小売業) | 62件 | 55件 |
| 町内事業所数(飲食サービス業) | 39件 | 40件 |
| 保育士(正規職員)の離職率 | 8.0% | 5.4% |
| 待機児童数 | 0人 | 0人 |
| 父親の育休取得率 | 12.5% | 50.0% |
| 未就学児の保護者で「子育ての悩みを相談できる人がいる」割合 | 87.2% | 87.2%以上 |
| 部活動の広域化実施数 | 4件 | 6件 |
| 移住支援金の交付数 | 4人 | 4人 |
| 公民館利用者数 | 18,160人 | 18,722人 |
| 図書館の来館者数 | 44,738人 | 49,193人 |
| 図書の貸出冊数 | 71,466冊 | 60,938冊 |
| 非常勤消防団員数 | 328人 | 300人 |
| 機能別消防団員数 | 19人 | 40人 |
| 火災件数 | 5件 | 7件以内 |
| 新規就農者数(年) | 1人/年 | 3人/年 |
| 農家数・販売 | 388戸 | 300戸 |
| 農家数・自給的 | 660戸 | 500戸 |
| 遊休荒廃地面積 | 745ha | 700ha |
| 農業産出額 | 34.6億円 | 35.0億円 |
| 担い手への農地集積率 | 33% | 50% |
| 財政力指数 | 0.24 | 0.24 |
| 基金残高と町債残高の差額 | 23.0億円 | 20.0億円 |
| 経常収支比率 | 90.7% | 90.0% |
| 実質公債費比率 | 10.5% | 11.0% |
| 職員の有給休暇平均取得日数 | 11日 | 12日 |
| 女性管理職比率 | 7.1% | 10.0% |
| 地域おこし協力隊隊員数 | 5人 | 5人 |
| 空き家バンク成約件数 | 12件 | 15件 |
| 空き家バンク登録物件数 | 12件 | 20件 |
| 空き家等片付け・改修補助実績数 | 12件 | 20件 |
| ゼロエネルギー住宅の補助金活用数 | 1件 | 5件 |
| 太陽光発電・水力発電発電量 | 13,219 MWh | 31,960 MWh |
| 公用車のEV車導入数 | 0台 | 3台 |
※ 本内容は地域再生計画および事業PDFをもとに作成しています。
地域再生計画
| 計画名 | 第2期佐久穂町まち・ひと・しごと創生推進計画 |
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| 関連PDF | 計画PDF 事業PDF |
お問い合わせ先
| 自治体 | 長野県佐久穂町(長野県) |
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出典
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